コンプライアンスを超えて:サステナビリティ開示を価値創造エンジンに変える
グローバルなサステナビリティ開示は転換点にある。ISSB基準が各法域で浸透し、EUがCSRDの適用範囲を再調整し、日本が独自の統合報告文化を発展させる中、問いはもはや「開示すべきか」ではなく、「開示をいかに戦略的資産として機能させるか」へと移っている。しかし多くの企業は依然としてサステナビリティ報告をコンプライアンス業務として扱い、資本配分、投資家エンゲージメント、企業価値とは切り離されたままだ。一方で、インパクト加重会計のような先駆的なフレームワークは、環境インパクトから人的資本に至る非財務資本を定量化・貨幣化し、財務上の意思決定に組み込めることを実証しつつある。本クローズドダイアログでは、企業経営者、投資家、実務家が一堂に会し、規制チェックリストを超えて、サステナビリティ開示がいかに企業価値創造を推進し、資本を呼び込み、競争優位を生み出せるかを探る。
登壇者
デイビッドはEY...
柳良平博士は早稲田大学大学院会計研究科の客員教授として、ESG、インパクト会計、財務戦略、IR(インベスター・リレーションズ)の教育・研究に従事し、非財務情報と企業価値を結びつける「柳モデル」を提唱。京都大学で経済学博士号を取得し、米国アリゾナ州サンダーバード国際経営大学院でMBA(優等)を取得。東京証券取引所のアドバイザーを務め、G7インパクト・タスクフォース2021のメンバーを歴任。Insti
電通に入社後、国内大手企業の広告やブランディングを担当。2009年から約6年半、中国・北京に駐在し、日本企業の中国市場でのマーケティングや販売強化を支援。その後、経営企画部門、IR部門を経て、2019年からはロンドンでグローバル財務管理を担う。2023年より、電通グループのサステナビリティと非財務経営を推進。慶應義塾大学経済学部卒、スタンフォード経営大学院修了。